2017/8/2、衝撃的なニュースで驚きました。なんと、ビットコインが分裂したのです。
この記事の目次
ビットコインは一時取引中止
混乱を避けるため、ビットコイン取引所では、コインの送金、引き出しができないとニュースには書かれていました。
大手のcoincheckでは取引できているので、一部の取引所でしょうかね。
ビットコインは、なぜ分裂したのか?
兼ねてよりハードフォーク(強制分裂)問題は取り上げられていました。
ビットコインは、ブロックチェーンという技術によって成り立っている暗号通貨です。
ビットコインには中央銀行のような管理者がいません。取引履歴を世界各国の複数のコンピューターが記録するブロックチェーンという仕組みで管理しています。この仕組により、絶対に改ざんはできないようになっています。
そのとき、マイニング(発掘)と呼ばれる作業が必要になり、台帳の新しいページをつくっているのです。マニングを行うのがマイナーと呼ばれる人たちで、その対価として報酬を受け取っています。
ビットコインは総量が決まっている
ビットコインは無限に発行できません。ビットコインの総量は決まっています。2100万BTC発行された時点で終了になるのです。
計算上では、2141年に全てのビットコインが掘り尽くされると言われています。
コア開発者とマイナーの2つの勢力が対立
有限であるがゆえに、コアと呼ぶビットコインの開発者グループは、台帳のサイズを変えずに書き込む文字を小さくして情報量を増やす事を主張しました。
マイナーの大部分は中国が現在行っています。この案だとマイニング時に受け取る手数料が減ってしまうため、台帳そのものを大きくする案を主張しました。
2つのグループは、ずっと対立していて、一時は歩み寄りを見せることも考えられていましたが、2017/8/1 10時24分にBitcoin Cash(BTCC)として分裂しました。
ビットコインキャッシュは現在所持のビットコインと同じだけもらえる
結果的にハードフォークが起こりましたが、今持っているビットコインはどうなるかです。
新しいビットコインキャッシュですが、現在持っているビットコインと同額でもらえるとのことです。分裂ですからね。
ビットコインキャッシュは先行き不安
ビットコインの既存の規格に反発した中国勢マイナー(発掘者)たちが、作ったともされるビットコインキャッシュですが、先行きはどうかというと、それほど良好とも言えません。
こちらの記事によれば、継続は絶望的と書かれています。
ビットコインのブロックは10分に一度生成されますが、現状ビットコインキャッシュは12時間に一度しか生成されないようです。
ビットコインキャッシュが、ビットコインに変わるほど使われるかは、もっと見極めないと難しいですね。